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1418)東京の中古マンション価格過去最高のu当り61.91万円

 前の記事(鑑定コラム1417)で金融庁が、金融機関の不動産融資について監視に乗り出すという時事通信発の記事について述べた。

 不動産融資額が増加していることは、不動産価格が上がっているということに繋がっていることになるが、具体的にどれ程価格上昇しているかデータで見てみる。

 公益財団法人東日本不動産流通機構が毎月調査して発表している東京の中古マンションの成約価格は、平成27年10月にはu当り61.91万円となった。

 この価格は、過去最高の金額である。

 上記u当り61.91万円という価格は、売物件の価格では無い。

 都内の不動産業者が仲介して成約した中古マンションの価格である。売買された実額の平均価格である。

 坪当り単価に換算すれば、

            61.91万円×3.30578≒205万円

である。平成13年の価格の60%アップの価格である。

 同財団が発表している平成26年11月〜平成27年10月までの東京の中古マンションの価格を記せば、下記である。u当り万円の単価である。

     平成26年11月         57.58
     平成26年12月         59.34
     平成27年01月         56.76
     平成27年02月         60.59
     平成27年03月         60.19
     平成27年04月         59.74
     平成27年05月         61.32
     平成27年06月         59.65
     平成27年07月         60.28
     平成27年08月         60.23
     平成27年09月         61.25
     平成27年10月         61.91
             平均              59.90

 平成27年10月に、過去最高の金額を付けた。

 それ故、現在(平成27年12月1日記事執筆時)は、中古マンションの価格が最高水準にある時期ということになる。

 平成26年11月〜平成27年10月の1年間の平均は、59.90万円である。

 過去の年間推移を見ると、下記である。

      平成13年    38.88万円
     平成14年    39.36万円
     平成15年    40.05万円
     平成16年    40.98万円
     平成17年    42.68万円

     平成18年    45.59万円      平成19年    52.23万円      平成20年    52.70万円      平成21年    49.45万円      平成22年    51.84万円
     平成23年    50.46万円      平成24年    49.24万円      平成25年    52.26万円      平成26年    56.38万円 平成26年11月〜平成27年10月 59.90万円

 東京の中古マンション価格は、急激に上昇している。

 不動産の価格が上がることは、買う人が多くいるために上がるのである。

 不動産を購入する人は、購入資金の全部が自分の手許資金によるものという人は殆どいない。大抵の人は、銀行からの借入金で不動産を購入する。

 中には手許資金を持っていても、銀行の借入金利が甚だ安いために、安い金利で銀行から資金を借り入れ、てこの原理(レバレッジ)を使って一儲けしょうとする凄腕の人もいる。

 不動産購入に銀行から資金を借り入れしているということは、銀行が資金を提供しているということを意味する。

 つまり不動産価格が上がるということは、銀行の融資が活発であるということを意味する。

 金融庁が金融機関の不動産融資を監視するということは、そうした金の動きが過熱化しつつあると危惧し始めたということであろう。

 鑑定コラム1303)で、平成13年4月〜平成26年12月までの東京の中古マンションの価格変化をグラフで示した。
 それを再掲すれば下記である。

 60%の値上がりの航跡のグラフである。平成19年のピークは、不動産ファンドバブルを示す。現在は不動産ファンドバブルのピークを超えている。




中古マンション


  鑑定コラム1303)「東京の中古マンション価格が値上りしている」

  鑑定コラム1417)「時事通信発不動産融資監視のニュース」


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