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1443) 日銀がマイナス金利政策を発表

 昨日(2016年1月28日)の夜、鑑定コラム1442)「期間1年、2年、3年、4年国債はマイナス金利となっている」を書き上げ、翌日の1月29日の早朝にホームページにアップした。

 日本国債にマイナス金利が発生していることを知って驚いた内容の記事である。

 記事アップ後、5時間くらいした午後、東証株価が暴騰と云うニュースを知る。

 何が原因で株価が上がっているのかと思ったら、日銀の黒田総裁が仰天すべき政策を発表した。

 株価は、そのニュースで暴騰したようである。

 日銀黒田総裁の発表は、日銀の当座預金の金利をマイナス0.1%にすると云う政策の発表である。

 日銀政策として、初めてのマイナス金利を導入するという政策である。
 金融政策の歴史に残る政策が発表された。

 黒田日銀の、お金の量、質の超超金融緩和政策に次いで、金利がマイナス金利という3つ目の仰天政策の追加による日本経済活性化の日銀金融政策である。

 何故、日銀が、マイナス金利政策に踏み切らなければならなかったと云えば、日銀は、銀行が所有している国債を買いまくり、市場にお金をばらまく政策を行った。

 しかし、国債を買いまくって市中にお金をばらまいたつもりであったが、お金は、日銀が思っていた程、市中に出廻らなかった。

 それは、銀行は国債を売って手にした金を、日銀の当座預金口座に預けたままで、市中の企業への貸出に多くを回さなかった。日銀の口座に預けておけば、少ないとはいえ、0.1%の利子がついたため、これに銀行は安住していた。

 この行為に日銀は腹を立て、マイナス金利にして、日銀口座に滞留している銀行の金を、企業への貸し出しに回させようとしたのでは無かろうか。今度からは、銀行は、日銀に預けているお金に対して0.1%の利息を支払わなければならなくなる。

 しかし、果たして日銀の思惑通りに、銀行は、企業への貸し出し増に動くであろうか。

 東証の日経平均株価は、日銀のマイナス金利政策の発表が午後に伝わると、急騰した。

 午前の前場の終値は、16,953円09銭であった。前日終値は、17,041円45銭であったから、88.36円の下落であった。即ち株式相場は、下落の状況にあった。

 午後、日銀のマイナス金利政策導入のニュースが伝わると、株価は一気に600円程度も上昇する。買いと売りで乱高下し、結局1月29日の終値は、17,518円30銭で終わった。前日比476.85円高である。

 日銀の初めてのマイナス金利導入の政策は、株価を約480円ほど動かした。

 昨日(2016年1月28日)の夕方、安倍内閣の重要閣僚である甘利明経済財政政策担当大臣が、「週刊文春」の政治資金の特ダネ記事で辞任する事件が発生していた。

 私は、翌日の1月29日の東証株価にこれがどう影響するのだろうかと見ていたが、その問題は、日銀のマイナス金利導入のニュースによってどっかにふっ飛んで行ってしまった。

 株式市場は、甘利大臣の辞任をそれ程重要では無いと判断したようである。


  鑑定コラム1442)
「期間1年、2年、3年、4年国債はマイナス金利となっている」

  鑑定コラム1444)「日銀のマイナス金利発表はNYダウを動かす」

  鑑定コラム1504)「15年国債もマイナス金利になる」


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