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1631)東京の住宅地価は上がっているのに、家賃は下がっている

 東京の住宅地の土地価格は上昇しているのに、その住宅地の上に建つ住宅の家賃は下がっているという、おかしな土地価格と家賃の関係の現象が生じている。

 鑑定コラム1629)で、平成29年1月1日の東京の住宅地価格は、1年間で、

      23区    +4.4%
      26市    +1.0%
      全都        +2.6%

の上昇の記事を書いた。これは、国土交通省発表の地価公示価格による分析である。

 そして、鑑定コラム1630)で、全国宅地建物取引業協会のホームページの「ハトマーク」の2017年1月、2016年1月の賃貸事例の2DKの募集データを分析して、平成28年1月〜29年1月の1年間で、2DKの家賃は、

             23区         ▲2.4%
       26市若しくは市町部    ▲4.4%

の下落しているという記事を書いた。

 つまりまとめると、平成28年1月〜29年1月の1年間で、東京の住宅地の地価と住宅家賃の動きは、下記である。

                      住宅地価             住宅家賃

   23区 +4.4%       ▲2.4%    市町部 +1.0% ▲4.4%

 土地価格が上昇すれば、家賃は上がるという先入観を多くの人は持っていると思われる。それを私は否定しない。

 だが、その先入観と異なる上記の現象も現実には生じているのである。


  鑑定コラム1629)
「平成29年地価公示東京住宅地の価格」

  鑑定コラム1630)「東京2DK家賃は下がっている(平成29年1月)」
 

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