○鑑定コラム


フレーム表示されていない場合はこちらへ トップページ

田原都市鑑定の最新の鑑定コラムへはトップページへ

前のページへ
次のページへ
鑑定コラム全目次へ

1806)帝国ホテルの宿泊費は安いのではないか

 帝国ホテルの2018年3月期の決算書によれば、平成29年4月1日〜平成30年3月31日迄の帝国ホテルの売上高は、57,236百万円である。前期より2.2%のアップである。

 東京本社、大阪のホテル部門の売上高等は、下記である。

1.売上高

     東京本社   9,582百万円
     大阪     2,310百万円

2.宿泊室稼働率

     東京本社   78.8%
     大阪     86.8%

3.一室宿泊料金

     東京本社   35,804円
     大阪     19,130円

 東京、大阪のビジネスホテル料金について、鑑定コラム1798)、1799)、1800)で記した。

 東京、大阪のビジネスホテルのシングルーム一人当りの宿泊料金平均は、

     東京  12,837円
     大阪  10,341円

であった。

 上記平均料金から標準偏差を求め、その1倍を加算した高い料金の推定料金は、

     東京  17,013円
     大阪  14,155円

であった。

 帝国ホテルの料金は一室料金で、ツインべッドであるから、上記料金を2倍すれば、

     東京  17,013円×2=34,026円
     大阪  14,155円×2=28,310円

である。

 帝国ホテルの一室料金と、ビジネスホテルの一人当り料金の高い料金を2倍した料金を対比すれば、下記である。

                   高値ビジネスホテル           帝国ホテル

     東京   34,026円 35,804円      大阪   28,310円 19,130円

 帝国ホテルの業界の地位、サービス格差、品位等を考えれば、帝国ホテルの一室料金はもっと高くてもよいでは無かろうか。


  鑑定コラム1798)
「大阪ビジネスホテル料金 平成30年7月」

  鑑定コラム1799)「東京ビジネスホテル料金 平成30年7月」

  鑑定コラム1800)「ビジネスホテル料金とビル賃料との関係」

  鑑定コラム1807)「帝国ホテルの一室料金が下がった(30年3月期)」


フレーム表示されていない場合はこちらへ トップページ

前のページへ
次のページへ
鑑定コラム全目次へ