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1888)分譲マンション戸数は減少している 平成30年

 国交省が、平成31年1月29日に平成30年1年間の「建築着工統計調査報告」書を発表した。その発表統計の中に、分譲マンションの戸数がある。

 平成30年1年間に分譲されたマンション戸数は、110,510戸である。

 平成29年は、114,830戸であり、前年比で戸数で▲4,320戸減、割合では▲3.8%の減である。

 分譲戸建住宅の戸数が14万戸を超えたのは、22年振りであり、分譲戸建住宅戸数は増戸しているが、分譲マンションは、減少傾向にある。

 ここ数年の分譲マンション戸数の推移を記せば、下記である。

          平成26年        110,475
          平成27年        115,652
          平成28年        114,570
          平成29年        114,830
          平成30年        110,510

 今迄に最も多かった分譲マンション戸数は、平成18年と平成2年である。下記の戸数である。

          平成18年        238,614
          平成02年        238,600

 平成18年は不動産ファンドバブルの先取り、平成2年は平成バブル時である。

 最も少ない戸数は、

          平成21年        76,678

である。不動産ファンドバブル崩壊後を象徴する戸数である。

 では現在のリートバブルではどうかと云うことになるが、リートバブルは、平成バブル、不動産ファンドバブルの時のごとくの20万戸台の様な戸数ではなく、それらより大巾に少ない戸数でピークを付けている。

          平成25年       127,599

の戸数をピークにして、前記のごとく11万戸台へと減少推移している。

 リートバブルは、新築分譲マンション、中古マンションの価格も上昇したが、主として都心商業地の賃貸事務所ビル価格が上昇した不動産バブルといえよう。

 下記に、国交省が発表している分譲マンションの昭和58年以降の戸数を転載する。



昭和 58 年 131792
昭和 59 年 126166
昭和 60 年 123593
昭和 61 年 119745
昭和 62 年 133776
昭和 63 年 167876
平成 元 年 177834
平成 2 年 238600
平成 3 年 190412
平成 4 年 113873
平成 5 年 135416
平成 6 年 222501
平成 7 年 206804
平成 8 年 196470
平成 9 年 209385
平成 10 年 175182
平成 11 年 184668
平成 12 年 217703
平成 13 年 215301
平成 14 年 208114
平成 15 年 200221
平成 16 年 204081
平成 17 年 229352
平成 18 年 238614
平成 19 年 168918
平成 20 年 182555
平成 21 年 76678
平成 22 年 90597
平成 23 年 116755
平成 24 年 123203
平成 25 年 127599
平成 26 年 110475
平成 27 年 115652
平成 28 年 114570
平成 29 年 114830
平成 30 年 110510



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