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2000)インド 粗鋼生産量日本を抜く

 粗鋼とは鋼(はがね)を言う。粗鋼生産量とはその鋼の生産量である。

 鋼は、自動車の鋼板、建築関係の棒鋼、H形鋼等の原料となるものである。

 日本の粗鋼生産量は、1億トンを少し超える程度である。

 日本鉄鋼連盟の発表によれば、日本の年間粗鋼生産量は、下記である。インドの粗鋼生産量も併記する。単位千トン。

                        日本              インド

   2009年 87,534 63,527 2010年 109.599 68,976 2011年 107.601 73,471 2012年 107,232 77,264 2013年 110,595 81,289 2014年 110,666 87,292 2015年 105,134 89,026 2016年 104,775 95,477 2017年 104,661 101,455 2018年 104,319   106,463

 インドの粗鋼生産量は、2017年に1億トンを超えた。そして2018年には1億600万トンとなり、日本の生産量1億400万トンを越えた。

 八幡製鉄の社長であった稲山嘉寛氏が、「鉄は国家なり」と話されていたことを想い出す。

 一国の経済が拡大し伸びている時は、鉄の使用量も伸びる。国の産業の基盤を鉄は支えていると言える。

 2015年以降、インドの粗鋼生産量は、毎年500万トン程度増えている。この増加力は注目すべきことである。

 インドが日本の粗鋼生産量を超えたと言うことは、インド経済のこれからの伸びは大いに期待出来る。インドは経済の巨大国家になろうとしている。

 
  鑑定コラム605)
「驚愕 新日本製鐵の激しい売上高減」


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