○鑑定コラム



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65)ゴルフ場の鑑定の講演

 ゴルフ場の鑑定評価を行った。
 DCF法の価格を中心にして評価したが、積算価格を市場性ある価格に合理的に修正する方法を何とか考えついて鑑定書を書き上げた。今迄多くはないが、私のゴルフ場の鑑定で採用している求め方によるものである。
 その求め方を知ったあるアイデアマンが、ゴルフ場の鑑定評価の実際について実例に基づいてセミナーを企画すると言い出した。そして私に講師になれと言う。私が人前で話すのも億劫だとやんわり断るためにムニャムニャ言っている間に、日程を組み、セミナー実施をさっさと決めてしまった。

 そのセミナー企画者は良いと思いこんだら、いささか突っ走るところがあるが、
 「減損会計が近づいているのに、積算価格がゴルフ場価格だと未だに思いこんでいる不動産鑑定士がいる。これは誰も行っていない新しい求め方だ。埋もれさせるのは勿体ない。発表した方が良い。」
と私を説得する。あまり乗り気のない返事をしていると、
 「鑑定評価のレベルアップのために」
ともっともな正論を時々吐く。

 結局セミナー講演を行う羽目になってしまった。
 講演はゴルフ場の会員権と土地価格の関係、ゴルフ場の市場価格とは、DCF法による収益価格、経営に配分される利益、ゴルフ場の利回りそして積算価格の市場性化修正等について実際に行ったゴルフ場の鑑定評価の実例に基づいて話する予定である。

 100億円のゴルフ場の積算価格を15億円の市場価格に如何に合理的に求めるかが講演のテーマになるのではなかろうか。

 減損会計がすぐ近くまで来ている。
 口だけで減損会計の鑑定評価と言っていても仕方がない。
 ゴルフ場の減損会計に対応する金額をどう出すべきか。そのノウハウを不動産鑑定士は身につけているべきであろう。今回の講演で一つのノウハウを身につけることが出来るのではないだろうかとセミナーのにわか講師は勝手に思っている。

 セミナー料金はいささか高いのに私もとまどっているが、現在の私の身につけている知識の大部を伝えたい。
 セミナーの前半は、整理回収機構の安井礼二氏が「不良債権最終処理の現状と問題(RCCの役割と課題)」について述べられる。
 後半が私である。

 日時は2002年10月22日(火)13時半より、場所は東京神田駿河台の中央大学駿河台会館4階430号室である。料金は15,000円、申込は主催者のプログレス(03-3341-6573)に。
 申込者は既に60名を超えたという。申込数の多さを考えると、ちょっと憂鬱になる。うまく話せるだろうかと心配になってくる。

(追記)
   ゴルフ場の鑑定の講演の申込みは定員に達してしまいました。ご協力有難うございました。
 講演の会議室は定員90名程度の部屋が用意されましたが、今更より大きい会議室への変更もままならず、申込み受付を終了することになりました。定員をオーバーした人達にはキャンセル待ちをして頂く状態になってしまいました旨、セミナー主催の事務局より連絡がありました。
 キャンセル待ちの方には誠に申し訳ありません。

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