という。
唐辛子、箸が抜けているが、それはお茶等の20円の中に含まれていることと解する。
ここまで価格分析してしまうとは。
その分析力に私は脱帽する。
その道にはそれぞれプロがおり、そのプロにはかなわない。
吉野家の1店舗の一ヶ月の売上高は、牛丼を一日500杯、一ヶ月15,500杯を売って、542.5万円という。
350円×500杯×31日=5,425,000円
一日の売上高は、
350円×500杯=175,000円
である。
何だかすき家に入った強盗の被害額平均(16.7万円)、或いはすき家の1店舗の一日の売上高(19万円)に近い数値の金額である。
材料費のほか、人件費等を求めているが、家賃は30万円、光熱費は25万円という。
売上高に占める光熱費の割合は、
25万円
────── = 0.046
542.5万円
4.6%である。この割合数値は大切である。
光熱費と家賃の価格関係を見ると、
30万円
───── = 1.2
25万円
家賃は光熱費の1.2倍である。
光熱費の20%アップが家賃と云うことになる。
この割合関係を知っておくことは、飲食店の賃料評価では役に立つであろう。
そして、売上高に占める家賃割合は、
30万円
────── = 0.055
542.5万円
5.5%である。
以前、吉野家の家賃割合は、売上高の6%が限界であるという鑑定コラム記事を書いた。
その記事内容の通りの家賃割合である。
同鑑定コラムで、売上高については、「1店舗の売上高は年間5000万円が限度」と書いたが、今回の場合5000万円をオーバーして年間6510万円となる。
下回っているよりか売上高がある方が、企業経営上では良いことであり、売上高オーバは良しと言えよう。
なお、吉野家の上記分析による一店舗当りの年間売上高6510万円は、すき家のそれが6860万円であるから、同業同類店舗の売上高としては、妥当の水準と判断出来よう。
「ネタ喰い」というブログアドレスは、下記である。