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906)吉野家、家賃は光熱費の1.2倍

 「ネタ喰い」というブログに、面白い記事が載っていた。

 そのブログは、テレビ東京の「マネーの羅針盤」という番組で放映された「吉野家の牛丼350円の内訳と儲け」について、ゲストが話した数値をメモしており、その数値をブログに記していた。

 ゲストは、株式会社アジルアソシェイツと云う会社の坂口孝則氏である。

 坂口孝則氏が、吉野家の牛丼350円の材料費等の価格構成を分析している。
 以下にその数値を使用して論ずるが、元数値はブログ主がメモした数値である。
 
 350円の牛丼1杯の材料費は、

 
        牛肉  80g         80円
        玉葱  5切れ       5.4円
        タレ  30g             30円
        ご飯  260g            40円
        お茶・紅生姜・紙おしぼり  20円
              計         175.4円

という。

 唐辛子、箸が抜けているが、それはお茶等の20円の中に含まれていることと解する。

 ここまで価格分析してしまうとは。
 その分析力に私は脱帽する。
 その道にはそれぞれプロがおり、そのプロにはかなわない。

 吉野家の1店舗の一ヶ月の売上高は、牛丼を一日500杯、一ヶ月15,500杯を売って、542.5万円という。

      350円×500杯×31日=5,425,000円

 一日の売上高は、

      350円×500杯=175,000円

である。

 何だかすき家に入った強盗の被害額平均(16.7万円)、或いはすき家の1店舗の一日の売上高(19万円)に近い数値の金額である。

 材料費のほか、人件費等を求めているが、家賃は30万円、光熱費は25万円という。

 売上高に占める光熱費の割合は、

            25万円
       ──────   = 0.046                                     
          542.5万円

4.6%である。この割合数値は大切である。

 光熱費と家賃の価格関係を見ると、

          30万円
       ───── = 1.2                                           
          25万円

家賃は光熱費の1.2倍である。

 光熱費の20%アップが家賃と云うことになる。
 この割合関係を知っておくことは、飲食店の賃料評価では役に立つであろう。

 そして、売上高に占める家賃割合は、

          30万円
      ──────  = 0.055                                       
       542.5万円

5.5%である。

 以前、吉野家の家賃割合は、売上高の6%が限界であるという鑑定コラム記事を書いた。
 その記事内容の通りの家賃割合である。
 同鑑定コラムで、売上高については、「1店舗の売上高は年間5000万円が限度」と書いたが、今回の場合5000万円をオーバーして年間6510万円となる。
 下回っているよりか売上高がある方が、企業経営上では良いことであり、売上高オーバは良しと言えよう。

 なお、吉野家の上記分析による一店舗当りの年間売上高6510万円は、すき家のそれが6860万円であるから、同業同類店舗の売上高としては、妥当の水準と判断出来よう。


 「ネタ喰い」というブログアドレスは、下記である。

   
http://neta.smart-ness.net/saku_neta/4576.html


  鑑定コラム25)「牛どん吉野家の家賃6%」

  鑑定コラム743)「「すき家」強盗対策をしっかり行え !」

  鑑定コラム976)「ゼンショーの店舗家賃は売上高の10%」


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