僅か1.6%である。大半が棄却決定である。いわゆる門前払いである。
全裁判所が平成23年度に受けた民事・行政事件は、1,985,298件である。
平成23年度に裁判所が受けた事件が、平成23年度に最高裁に上がっている事件では必ずしも無いが、各年度同じであろうとすれば、全民事・行政事件のうちで、最高裁の破棄判決される件数は、
76件
───── = 0.000038
1,985,298件
100万件で38件という割合である。
最高裁が控訴審判決を否定する事件が如何に少ないかわかろう。
弁護士にとっても一生に1件巡り会えるかどうかのものである。
私が、自分の仕事をほっぽり出して、最高裁の口頭弁論に足を運ぶ理由も、この数値を知れば分かるであろう。
鑑定コラム1092)