○鑑定コラム

1175）店舗家賃は住宅家賃の1.72倍

　店舗家賃と住宅家賃とは関係があるだろうか。

　店舗家賃も住宅家賃も、同じ家賃であるから関係があるだろうと思い、両者の関係を分析してみた。

　使用データは、店舗家賃は、県庁所在都市の平均店舗賃料を使用する。
　それは、平成19年の経産省調査の「商業統計調査」のデータより求めた賃料である。鑑定コラム1174)「県庁所在市の小売店舗賃料は�u3844円」で求めている賃料である。

　住宅家賃は、公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会発表の平成24年7月の賃貸募集データによる賃料である。県庁所在都市の面積40�uの賃料である。

　平成19年の店舗家賃と平成24年の住宅家賃では5年の時間差があるが、この時間差は消費者物価指数によって修正出来ると思われる。

　　　　　Ｘ :　住宅家賃  �u当り円
          Ｙ :  店舗家賃　�u当り円

           Ｙ＝1487.98＋1.72Ｘ     相関係数0.81

　　　　　　　　平成19年　　　100.7
　　　　　　　　平成24年　　 　99.4

                        99.4
           1487.98×───── ＝　1468.77                          
                       100.7

           Ｙ＝1468.77＋1.72Ｘ

　　　　　　1,500円＋1,468円＝2,968円

           1468.77＋1.72×1000≒3,189円