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1436) 東京住宅地価4地点下落 野村アーバン28年1月

 野村不動産アーバンネット株式会社が、平成28年1月1日時点の東京都23区67地点の住宅地価格を、平成28年(2016年)1月14日に発表した。

 直近3ヶ月間(平成27年10月1日〜28年1月1日) の地価変動率は、

                      +0.9%

である。直近1年間は、+4.1%である。

 ここ3ヶ月間は、全体的には0.9%の値上がりであるが、全地点の土地が値上がりしている訳では無い。

 平成26年4月以降、21ヶ月の間、値下がり地点は無く、値上がりか横ばいの地点で推移して来たが、平成28年1月1日に、3ヶ月前の平成27年10月1日の価格より、4地点の価格下落地点が現れた。次の地点である。単位坪当り。

    豊島区南長崎1丁目       155万円→153万円
        板橋区常盤台2丁目       150万円→145万円
    練馬区高野台3丁目       132万円→130万円
        練馬区練馬2丁目        155万円→153万円

 いよいよ地価の下落が部分的に始まった。
 地価下落が、具体的に目に見えだして来た。

 ここで、

     業況が良い = 土地価格が上昇している
     業況は同じ = 土地価格は同じ
     業況が悪い = 土地価格は下落している

とみなして、野村不動産アーバンネット株式会社の発表土地価格より、土地価格DI値を算出する。

 平成27年10月1日〜28年1月1日の間の地価変動の状況は、下記である。

           上昇         18地点
           価格同じ          45地点
           下落        4地点

 土地価格DI値を求めると、

               18−4
          ─────  ×100 = 20.9                               
                67

+20.9である。

 過去の分析された土地価格DI値は、下記である。

     2012年 4月    ▲15.5
    2012年 7月    ▲20.7
    2012年10月    ▲8.6
    2013年 1月      0.0
    2013年 4月      29.3
    2013年 7月      46.6
    2013年10月      15.5
        2014年 1月         41.4     値下がり2地点
        2014年 4月         22.4     値下がり0地点
        2014年 7月         20.7     値下がり0地点
        2014年10月         44.8     値下がり0地点
        2015年 1月         44.8     値下がり0地点
        2015年 4月         33.3     値下がり0地点
        2015年 7月         44.8     値下がり0地点
        2015年10月         22.4     値下がり0地点
        2016年 1月         20.9     値下がり4地点


  鑑定コラム1225)
「東京23区住宅地価26年7月のDI値は+20.7」

  鑑定コラム1066)「東京住宅地価は底を脱した(25年4月)」


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