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1438) 不動産業の倒産が増えだした

 下の表を見て欲しい。何の数値か。


1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
20 15 29 28 26 18 25 15 16 23 25 30


 帝国データバンクが、2016年(平成28年)1月13日に発表した不動産業の負債1000万円以上を抱えて倒産した2015年(平成27年)1年間の月別倒産件数である。

 8月、9月の倒産件数は、15件、16件であったが、それ以降急激に増える。12月には30件となった。12月の30件は、前年同月比30.4%の増加であると帝国データバンクは伝える。

 過去の不動産業の倒産件数は、帝国データバンクの発表によれば、下記である。

            2013年    300件
            2014年    319件
            2015年    270件

 2015年は、前年よりも件数は減っている。
 しかし、年後半から、上記一覧表から分かるとおり増えだしてきた。

 帝国データバンクは伝える。

 2015年の暮れ、12月10日に、北海道札幌の株式会社大通りエステートが、負債38億円を抱えて破産した。

 明けて2016年の正月が明けるか明けない1月15日に、九州大分の株式会社エンタープライズ自由ケ丘が、負債152億円を抱えて民事再生の申請を行ったと。

 正月を挟んで、北と南の不動産業者倒産情報である。

 負債152億円の経営の行き詰まりは大きい。


  鑑定コラム1456)
「平成28年1月不動産業の倒産が増えた」

  鑑定コラム1461)「少し不動産業がおかしいぞ」


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