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2851) 鉄骨造が高くなっている 全国鉄骨造工事費 2018年〜2024年


 国土交通省発表の『建築着工統計調査』によると、平成30年以降各年全国の鉄骨造建物の統計データは次の通りである。

 u当り工事費は、

       予定工事費÷延床面積=u当り工事費

で求める。

元号 西暦 棟数 延床面積u 予定工事費万円 単価万円/u
平成30年 2018年 118439 50693486 1085536199 21.41
令和元年 2019年 111886 46554109 1065386409 22.88
令和2年 2020年 97217 39534395 910187225 23.02
令和3年 2021年 99366 45309129 1030172919 22.74
令和4年 2022年 97612 43184635 1043076733 24.15
令和5年 2023年 89917 38110799 1071380961 28.11
令和6年 2024年 84236 36796632 1135239920 30.85

 鉄骨造の建物の工事費が非常に高くなっている。

 2021年のu当り単価は22.74万円である。

 これが2024年では、u当り30.85万円になる。

       30.85万円÷22.74万円≒1.36

36%の上昇である。

 これは、2022年のロシアのウクライナ侵攻によるウクライナ戦争の勃発によって、鉄鉱石の奪い合いによって値上がりし、かつ、石油の流通制限によりエネルギー価格が上がり、海上輸送運賃の値上がりに伴い鉄骨価格が暴騰したことによる。

 鉄骨価格の高騰に伴い、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造の建物の建築費も高騰した。

 上記鉄骨工事費の推移をグラフに示したのが、下図である。



鉄骨造建物工事費グラフ 2018年〜2024年



  鑑定コラム2852)「2024年S造建築費の都道府県u当り工事費 全国平均は30.85万円」

  鑑定コラム2832)「2024年RC造建築費は東京u当り43.02万円 全国u当り36.91万円」


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