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374)メモリアルアーチはロジャー・クレメンスから

 大リーグマリナーズのイチローは、2007年9月4日ヤンキース・スタジアムで、7年連続200本目の安打を、大リーグを代表する投手であるロジャー・クレメンスからホームランを打って達成した。

 記念すべき7年連続の200本目の安打をホームランで、しかもイチローが尊敬する投手の一人であるクレメンスから打ったということは、称賛に値するものである。

 この200本目の安打であるメモリアルアーチのホームランを実況中継で見ることが出来なかった。

 この日、兵庫県姫路市に仕事で行っており、鑑定の物件案内人と夕食を兼ねて地元の酒と肴を味わっていた。特に姫路の美味しい「伝助」を頬張っていた。
 姫路の「伝助」は美味しいと聞いたが、「伝助」とは何かと私は知らなかった。

 寿司店の主人に、
 「伝助とは何ですか。」
と聞くと、
 「穴子のことを、こちらでは伝助と言います。」
と言う返事が返ってきた。

 寿司店の主人はいう。
 「当店に来たからには、是非伝助の握りを召し上がっていって欲しい。
 必ず、満足する味ですから」
という。

 蒸した伝助穴子の握りは絶品だった。

 姫路駅前のホテルに帰って、室内のテレビをつけるとスポーツニュースをやっていた。
 そこで、イチローの7年連続200本安打を知った。

 記念すべき瞬間を衛星放送でじかに見たかったが、それはかなわないことである。

 新聞等の報道によれば、1900年以降の近代野球となった大リーグで、7年連続で200本の安打を打ったのは、イチローが2人目と言う。

 ウエード・ボックスが、1983〜1989年に記録したという。

 1900年以前に200本安打を打った人は一人いる。
 1894年〜1901年まで8年間連続200本安打を打った、ウイリー・キラーという人という。

 来年イチローが200本安打を打てば、大リーグの新記録を樹立することになる。

 7年間連続で200本安打を打つことは、高度な打撃技術が無ければ出来るものではない。

 大リーグは年間160程度のゲームを行う。
 200本のヒットを打つには、毎試合必ず1本以上のヒツトを打たねばならない。

 全試合出場ということは、大リーグでは原則としてない。必ず強制的に休養日があり、ベンチ観戦ということもある。

 ゲームに出ても、相手投手の出来が良すぎて無安打の日は必ずあり、それらのハンディを取り返すには、1ゲームで3本以上のヒットを打つ必要が何回か無ければならない。

 1ゲームで3本のヒツトを容易く打てるものではない。しかし、そうしないと200本安打達成は甚だ難しくなる。

 調子の良いときの単年度での200本安打を打つ人はいる。
 しかし、3年、4年連続となると達成する人はガタッと落ち、7年連続となれば2人しか居ないのである。

 昨年2006年の大リーグで200本以上の安打を打ったのは、両リーグ通じてわずか7人である。
 その人々を記せば、下記の通りである。

 (アメリカン・リーグ)
  イチロー(マリナーズ)       224本
  M・ヤング(レンジャーズ)     217本
  D・ジータ(ヤンキース)      214本
  M・テハーダ(オリオールズ)    214本
  V・ゲレーロ(エンゼルス)     200本

 (ナショナル・リーグ)
  C・アトリー(フィリーズ)     203本
  F・サンチェス(パイレーツ)    200本

 この現象を知れば、イチローの7年連続200本安打達成がどれ程の偉業か分かろう。

 とかくホームランの数に目が行きがちな大リーグであるが、そればかりがベースボールではない。安打の積み重ねの大切さ、難しさを知らしめ、ベースボールファンに安打数に目を向けさせしめたイチローは、大リーグの野球を変えたと言うことが言えよう。

 イチローは、ツーボール(2B0S)或いはスリーボール(3B0S)の後のストライクは殆ど見逃す。
 そして、ストライクをとられたカウント2B1S或いは3B1Sの後のボールは、必ずと言って良いほどバットが出る。

 「打つな!」
とテレビ画面を見て叫んでも、外角の低めのボールや内角の落ちるボールにバットが出て、凡打に終わる。

 バッテリーはイチローは、2B1S或いは3B1Sの後のボールは必ず手を出すとデータ分析で読み、ストライクゾーンギリギリの悪球を投げてくる。

 空振りすれば次があるが、バットコントロールにたけているために、バットにボールが当たってしまう。

 イチローの癖と言ってしまえば、それまでであるが、2B1S或いは3B1Sの後の悪球を振らずに我慢すれば、4割打者への可能性があるのにと残念で仕方がない。

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