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941)槍ヶ岳で落雷死亡

 鑑定コラム350)「上高地」に、2012年8月20日追記した記事を下記に転載する。

 2012年(平成24年)8月18日の午後1時ころ、槍ヶ岳頂上付近で落雷により一人が死んだとテレビ、新聞は報じる。

 最近の日本の天候は、不順で大雨が日本列島を襲う。
 槍ヶ岳も18日の正午前から天候が大きく変わり、突然雷が鳴り雨になったという。

 槍ヶ岳の高さは3,180mである。
 上、横にさえぎるものは何も無い。
 天空にやりの穂先のごとくそびえる山である。

 ここで雷に遭ったら命の保証は無い。
 雷が遠くで聞こえてきたら、「逃げろ」しかない。

 山頂にいたら、即降りる。
 山頂に登りかけていたら、「山頂に立ちたい」という気持ちなど心に押し込んで、山小屋に引き返す。

 命あっての山登りである。

 私も、若い頃槍ヶ岳で雷にあっている。
 山頂に立って、360度の青空の天空の景色を楽しんでいた。

 山小屋に帰り、1万尺のお花畑でのんびりと昼寝をしてからテントの張ってある徳沢に下山しょうと思っていたが、山小屋の主人が、昼頃に天候が悪くなると教えてくれ、急遽荷物をまとめて、槍沢を駆け下りた。

 それまで青空が見えていたのが、一気に雲におおわれ、遠くで聞こえていた雷の音が、近くに聞こえてきた。
 頭の上もごく近くで聞く雷の音は飛び上がる程怖い。

 半端な音ではない。
 ロックバンドの公演で聞く、スピーカーから流れるロックのサウンドの大音量など、雷と比較すれば可愛い音量である。

 私は恐怖に襲われ、槍ヶ岳の槍沢を猛烈な勢いで駆け下りた。

 槍ヶ岳の頂上付近で落雷により死亡した人は、関西電力の子会社である関電不動産のトップの社長と聞く。67歳と聞く。
 不動産に携わっている人と聞けば、尚さら惜しまれる。
 ご冥福を祈る。


  鑑定コラム350)
「上高地」


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