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1252)リニア駅予定地域の橋本の地価が動意し始めた

 各都道府県が調査している基準地価格(2014年7月1日時点価格)を、国土交通省がまとめて、2014年9月19日に発表した。

 リニア中央新幹線の駅新設による土地価格の影響は、どうであろうか。

 発表された基準地価格で見てみる。甲府は基準地はないため、地価公示価格を記す。

  (神奈川県)
 相模原緑2 相模原市緑区西橋本2-601-11  

   平成23年7月1日  u当り 188,000円(-)     平成24年7月1日  u当り 189,000円(+0.5%)    平成25年7月1日  u当り 191,000円(+1.1%)    平成26年7月1日  u当り 195,000円(+2.1%)
 (山梨県)  甲府9-1 甲府市大津町941-7
   平成23年1月1日  u当り 21,200円 (-)    平成24年1月1日  u当り 20,100円 (▲5.2%)    平成25年1月1日  u当り 19,000円 (▲5.5%)    平成26年1月1日  u当り 18,700円 (▲1.6%)
 (長野県)  飯田4 飯田市座光寺2011-46
   平成23年7月1日  u当り 23,700円(-) 平成24年7月1日  u当り 23,300円(▲1.7%) 平成25年7月1日  u当り 22,800円(▲2.1%) 平成26年7月1日  u当り 22,400円(▲1.8%)
 (岐阜県)  中津川4 中津川市千旦林1522-28
   平成23年7月1日  u当り 15,300円(-) 平成24年7月1日  u当り 15,200円(▲0.7%) 平成25年7月1日  u当り 15,200円(0%) 平成26年7月1日  u当り 15,200円(0%)

 相模原のリニア駅周辺の地価は、上昇率が+2.1%となった。1年前が+1.1%であった。2年の単純合計は3.2%である。地価は少しずつ上がり始めた。地価の動意が始まった。

 飯田市座光寺の地価は、未だ下落している。

 中津川市千旦林の地価は、下げ止まったままの状態である。
 下げ止まったままと安心していると、判断を間違える。

 岐阜県の住宅地全体の地価は、

     
      平成25年  ▲2.1%
            平成26年    ▲1.7%
    単純加算合計    ▲3.8%

単純加算合計で▲3.8%下落している。

 下落が止まっていると云うことは、逆に云えば、中津川市千旦林の地価は、+3.8%上昇していると言うことを意味する。

 リニア中津川駅予定地周辺の土地利用の都市計画がどの様になっているのか私には分からないが、住宅地利用の場合には、別荘地利用も考え、田園調布3丁目のごとく、或いは国立(くにたち)の放射線状の住宅地の様な、後世の人々もそこに住みたいというあこがれを湧き起こす品格が漂う住宅地・別荘地がよいではないかと私は思う。

 街路樹、公園には、なんじゃもんじゃを植える街にすれば、なんじゃもんじゃの白い花が町を埋め尽くす街となり、住みたい街になるのではないか。

 中津川市の広報に、なんじゃもんじゃが白い花を咲かせた素晴らしい写真が掲載されている。
 下記アドレスで見ることが出来る。

 最初のアドレスの写真の白い花をつけたなんじゃもんじゃは、気品が漂うほれぼれする美しさである。天然記念物に指定されている樹である。
 写真はいずれも蛭川地区(旧蛭川村)のなんじゃもんじゃである。


    
http://www.city.nakatsugawa.gifu.jp/branch/hirukawa/wp-content/uploads/2010/05/100522.jpg

     http://www.city.nakatsugawa.gifu.jp/branch/hirukawa/DSC_0936.jpg


  鑑定コラム1122)「リニア駅予定地域の中津川の地価は下げ止まった」

  鑑定コラム861)「リニア新幹線関連で地価の監視始まる」

  鑑定コラム1253)「なんじゃもんじゃの白い花」

  鑑定コラム1394)「リニア駅予定地域の地価(2015年9月)」


  

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