○鑑定コラム
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2015年7月29日の朝、宮崎のホテルで日本経済新聞を購入した。
料金160円であった。
日経を料金を支払って購入したのは、何十年振りである。
日経を読んでいないと云う訳では無い。
自宅で毎日配達されるので、読んでいる。
旅先で購入して読んでいないということである。
あることがあって、旅先で購入して読まなくなった。
あることとは、全く些細なことである。
その些細なこととは、旅先で購入した朝刊の記事が、東京の自宅で前日読んだ記事と同じものであったためである。
「何だ! 一日遅れの記事では無いのか。
昨日読んだ記事と同じではないのか。」
前日東京の自宅で読んだ内容の記事を、地方で翌日朝お金を出して読むことも無かろう。
という些細な経験をしてから、新聞を旅先では買って読むことをしなくなった。
今はそういうことは、もう無いであろう。
東京の発行内容と同じ内容のものが、全国同時発売されているであろう。
宮崎のホテルの朝、160円を支払って購入した日本経済新聞を食事しながら読んでいると、オリックスが、中古飛行機17機を購入したという記事が掲載されていた。
数日後、東京の自宅に帰ってきて、2015年7月29日の日経新聞を引っ張り出して見たら、同じ内容の記事が出ていた。
宮崎のホテルで読んだ日経の記事は、もう一日遅れの記事ではないと云うことを確認した。
その日経記事によれば、オリックスは、アメリカのゼネラル・エレクトリック社(GE社)から、中型の航空機17機を900億円で取得したと報じる。
900億円÷17 = 52.9億円
1機当り52.9億円である。
オリックスは、購入した航空機を自社用として使用するのでは無い。
購入した17機は、既に欧州の航空会社9社にリースされている。
賃貸されている航空機17機を、賃貸条件付で購入したということである。
さて、900億円であるという価格を、誰が第三者証明として、適正価格であるとして評価したのか。
まさか価格証明書無しで、オリックスは購入していないであろう。
売却するGE系航空リース会社も、適正価格証明の評価書を手にしてから、売却という商行為を行っているであろう。
それらの価格証明を、誰が行ったのか。
鑑定コラム1373)「宮崎の鑑定の合間の休憩」
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