○鑑定コラム


フレーム表示されていない場合はこちらへ トップページ

田原都市鑑定の最新の鑑定コラムへはトップページへ

前のページへ
次のページへ
鑑定コラム全目次へ

1584)東京住宅地価平成28年8月ピークの検証

 不動産情報会社のアットホームは、2016年12月の下旬に、同社の流通物件情報として不動産売物件登録された平成28年11月の東京城南5区(品川区、大田区、目黒区、渋谷区、世田谷区)の住宅地の流通平均価格は、u当り80.36万円と発表した。

 鑑定コラム1576)「東京住宅地価28年8月がピークか」(2016年12月6日発表)の記事において、平成28年10月までの城南5区の住宅地流通価格より、東京の住宅地の価格のピークは、平成28年8月ではないかということを書いた。

 その理由として、流通価格の3ヶ月移動平均価格が、平成28年8月にu当り83.16万円という今迄の最高価格をつけ、それ以降、3ヶ月移動平均価格が2ヶ月連続下落していることを判断証拠とした。

 その判断の検証を行う。

 1ヶ月後の平成28年11月の城南5区の住宅地の流通価格が、アットホームから発表され、その価格はu当り80.36万円であった。

 これより平成28年11月の3ヶ月移動平均価格は、u当り80.19万円と求められる。

 平成28年11月直近6ヶ月の流通価格を記すと、下記である。単位はu当り万円である。

                        各月価格       3ヶ月移動平均

   平成28年6月     80.62    76.82     平成28年7月    84.57     78.84     平成28年8月 84.28    83.16     平成28年9月     78.83     82.56     平成28年10月   81.38     81.50     平成28年11月   80.36     80.19

 平成28年10月までの推移グラフは、鑑定コラム1576)掲載のグラフを見られたい。

 各月流通価格は、平成28年7月の84.57万円から、8月は84.28万円、9月は78.83万円、10月は81.38万円、11月は80.36万円と下落している。

 3ヶ月移動平均流通価格は、平成28年8月に83.16万円を付けて、それ以降9月82.56万円、10月81.50万円、11月80.19万円と下落している。
 
 3ヶ月移動平均流通価格の平成28年8月の83.16万円を越すには、平成28年12月の各月流通価格はどれ程になるであろうか。

 平成28年12月の各月流通価格をX円とする。

      (81.38+80.36+X)/3=83.16

 上記算式を解けば、

              X=87.74

と求められる。平成28年12月の流通価格は、u当り87.74万円にならなければならない。

 今迄の最高価格が平成28年7月の84.57万円である。それを突き破ることになる。果たして、城南5区全体の土地をそれだけ高値買いする不動産購買力のエネルギーが、現在あるであろうか。

 私は、そのエネルギーは残されていないと判断する。

 エネルギーが残されているのであれば、平成28年9月、10月、11月と各月流通価格は下がらなかったはずである。

 追加された平成28年11月の城南5区各月流通価格データから検証した限りにおいては、東京住宅地価平成28年8月ピーク説は変わらない。

 1月後に平成28年12月のデータが発表される。

 その発表データで、再度東京住宅地価平成28年8月ピーク説を検証しよう。


  鑑定コラム1576)
「東京住宅地価28年8月がピークか」

  鑑定コラム1591)「城南5区流通価格と地価公示価格との関係」

  鑑定コラム1593)「都心住宅地価格が下落し始めた」


フレーム表示されていない場合はこちらへ トップページ

前のページへ
次のページへ
鑑定コラム全目次へ