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1810)銀座の賃料アップ「銀座6」の影響が大きい

 日本経済新聞社が、2018年5月4日の日本経済新聞に『オフイスビル調査』を発表した。

 春の5月は、東京、横浜、大阪のオフイスビル賃料の発表である。

 秋の11月は、日本全国のオフイスビル賃料である。

 既存ビルの賃料で、ゾーン高値の賃料の変動を見る。

 1年前と比較すると上昇している地域、下落している地域もある。

 下落している地域は、下記である。単位坪当り千円である。

     神田駅周辺          31→28
          水道橋〜飯田橋〜市谷         36→30
          掘留〜小伝馬町〜人形町       23→20
          大崎〜五反田                  30→28
          渋谷〜原宿                    38→35
          秋葉原〜上野                  33→32

 値上りしている地域は、下記である。

          御茶水周辺                    32→33
          四谷〜麹町〜番町           30→33
          八重洲〜京橋〜日本橋        42→43
          日本橋室町〜本町              30→31
          銀座                          35→55
          新橋〜西新橋〜虎ノ門〜汐留    38→45
          赤坂〜青山          40→45
          芝〜三田〜高輪            30→32
          西新宿周辺          35→37

 下落の大きいのは、

          水道橋〜飯田橋〜市谷         36→30

である。

 下落理由については、「自社ビルを売却して移転するケースが多い」と日経は述べる。

 既存ビルの入居者が、新築ビルに移転して、空室が多くなり、賃料が下落したということか。

 値上がりの大きいのは、銀座である。

          銀座                          35→55

 その値上がりは著しい。

 値上がり率は、

              55÷35=1.57

57%の値上がりである。

 他の地域の上昇率を圧倒している。

 この原因は、銀座松坂屋の跡を核にして建設されたビル「GINZA SIX」の完成による賃料の上昇である。

 「銀座6」のビルの稼働の影響は、予想されたが、やはり地域に大きな影響を与えた。


  鑑定コラム1100)
「銀座松坂屋は4年後新装再開店出来るのか」

  鑑定コラム1193)「銀座松坂屋は銀座に戻ってこない」

  鑑定コラム1094)「銀座松坂屋閉店セールの絵画」


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