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503)オバマ米新大統領就任を米株式市場は歓迎せず

 2009年1月20日(アメリカ現地時間)、1年余にわたる長い大統領選挙戦を経て、アメリカ合衆国の第44代大統領に、民主党から候補選出されたオバマ氏が就任した。

 黒人で初めての大統領である。

 リンカーンの奴隷解放宣言を経て、アフリカ系米国人が合衆国の大統領にまで昇り詰めた。

 オバマ氏は大統領就任演説の演台に立って言う。
 「60年前、レストランで食事することを拒絶された男の息子が、今、あなた方の前で最も神聖な宣誓が出来るのだ」と。

 オバマ氏の大統領就任は歴史的出来事である。

 その歴史的出来事であるにも係わらず、ニューヨークの株式市場のダウ工業株30種は、20日終値で前日比−332.13ドル安(−4.01%)の7949.09ドルを付けたとニューヨーク発ロイター通信及びニューヨーク発の日経のNQNは伝える。

 自国の新大統領就任に対して、資本主義の国家の代表を自負するアメリカの株式市場は、冷たい反応を示した。

 オバマ氏への手荒い歓迎の仕方である。

 政治と株式市場とは関係無いという人がいるかもしれないが、そうではない。
 関係がある。

 政治の動き・政策を数値に表す事は大変難しいが、株式市場はその難しい政治の動き・政策を平均株価の動きという数値に置き換えて、その経済価値を明示してくれる。

 その様に平均株価を見ていると、当該政治の動き・政策がどれ程の経済価値を持ったものであるのかと数値としてはっきりとわかるのである。

 新大統領の就任であることから、新大統領によるサブプライムローン問題で傷んだ米国経済再生への希望を持ってご祝儀相場で、ダウ工業株は上がるであろうと私は思っていた。
 どれ程のアップを示すのだろうかと思っていた。

 株式市場がまさか逆に300ドル強という大幅な下落をするとは思わなかった。
 新大統領就任で株式市場への材料出尽くしというのか。

 オバマ氏の前途は多難のようだ。

 オバマ氏が、
 「60年前、レストランで食事することを拒絶された男の息子が、今、・・・・・」
と言う言葉を聞いた時、私はアメリカ映画の『ジャイアンツ』のあるシーンをすぐ思い出した。

 ヒスパニック系の家族が郊外レストランに入って、席に着こうとした時、白人のレストラン経営者が顔の形相を変えて、その家族を外に追い出そうとする光景を。
 まさにそうした経験をオバマ氏の父は味わっていたのだ。


 上記シーンを描いているジェームス・ディーン主演の映画『ジャイアンツ』の記事については、下記の鑑定コラムがあります。


  鑑定コラム237)「すかいらーくの小僧寿し本部の30%株式の買収価格」

  鑑定コラム1596)「トランプ米新大統領就任、米株式94ドル高」


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