2853) 読まれたし 日経不動産マーケット情報2025年5月号のみんなで大家さんの記事
不動産小口化商品「みんなで大家さん」を追跡調査している「日経不動産マーケット情報」2025年5月号が、トピックス記事として「成田借地問題 瞑想と先送りの顛末」(小野悠史フリーランス、本間純)の表題の記事を掲載している。
会員制の雑誌であり、有料会員しか読む事が出来ないが、重要と思われる記事等は、特別に無料公開されている。
5月号のトピックス記事であるみんなで大家さんの上記記事も無料公開されている。ネットで公開されている事から是非読まれる事を勧める。
記事のアドレスは、下記である。
https://nfm.nikkeibp.co.jp/atcl/news/21/00008/00001/
記事内容は、先に行われた衆議院予算委員会、国土交通委員会で尾辻かな子、緒方林太郎衆議院議員の質問に対する政府答弁の内容について、論述し、批判がなされている。
成田プロジェクトの造成工事土地(土地所有者は国策会社成田国際空港株式会社 「NAA」と呼ぶ。)の借地期間延期に伴って、土地賃借人共生バンクとNAAとの過去の経緯に付いても調査し、一覧にまとめられている。
その契約推移から、両者の関係は「実態は二人三脚」として、NAA及びNAAの親行政体である国土交通省の対応に対して、記者筆は厳しく論述する。
成田プロジェクトの土地造成工事の土地賃貸借期間は、2025年11月末まで延期となって、ひとまず騒動は収まったが、造成工事及び土地賃借期間が終わる2025年11月以後がどうなるか。
2024年6月の行政裁判において、共生バンク側が提出して来た不動産鑑定評価書の中の記載では、「2026年4月から、両者の間で建設工事を目的とした50年間の事業定期借地契約の締結が予定」されていると記述していることから、そのことについて、記事は「NAAは契約締結に踏み切ることができるのだろうか。」と疑問を投げかける。
私は、日経不動産マーケット情報2025年5月号の「成田借地問題 瞑想と先送りの顛末」(小野悠史フリーランス、本間純)の記事を読んで、国土交通省の建設官僚、運輸官僚しっかりせいと云いたくなった。
一読されることを勧める。
鑑定コラム2848)「尾辻かな子衆議院予算委員会(2025年2月27日)の議事録が公開された」
鑑定コラム2835)「みんなで大家さんの成田土地賃貸借契約 衆議院予算委員会に質疑される」
鑑定コラム2845)「国土交通省 不動産特定共同事業の検討委員会設置を発表 2025年3月28日」
鑑定コラム2838)「国交省ホームページの小口化不動産投資への注意喚起広報」
鑑定コラム2847)「破綻必至商法」
鑑定コラム2854)「文春砲になるか 週刊文春のみんなで大家さんの記事」
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